制吐薬適正使用 〜制吐薬治療のダイアグラム

① 高度催吐性リスクの注射抗がん薬に対する制吐療法
→「制吐薬一覧」の注を参照

② 中等度催吐性リスクの注射抗がん薬に対する制吐療法
→CQ2 →CQ3 →CQ5参照

③ 軽度・最小度催吐性リスクの注射抗がん薬に対する制吐療法 用量は「制吐薬一覧」を参照

制吐薬治療のダイアグラム注釈

  • このダイアグラムは,制吐療法の一般的な全体像を示したものであるが,日常臨床では個々の症例に応じた柔軟な対応が望まれる。
  • 5-HT3 受容体拮抗薬の詳細に関してはCQ4を参照する。
  • 各薬剤の推奨用量をダイアグラム内に数値で示した。
  • デキサメタゾンは, は注射薬(リン酸デキサメタゾンナトリウム4mg/mL 中にデキサメタゾン3.3mg/mL を含有),は経口薬とし,一般的推奨用量と代替用量を参考値として( )内に表記した。また,経口投与が困難な場合は注射薬での投与を検討する。
  • デキサメタゾンの投与日数について,は状況に応じて投与の可否を選択できるものとする。
    また,HEC でもAC は2 日目以降のデキサメタゾンは省略可能(高度催吐性リスクの注射抗がん薬に対する制吐療法のダイアグラムを参照)