G-CSF適正使用 〜アルゴリズム
G-CSF 一次予防的投与
◈ 初回化学療法前の評価

*1 FN:febrile neutropenia 発熱性好中球減少症
| ASCO | EORTC | NCCN |
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† performance Status(PS)とは全身症状の指標であり,Eastern Cooperative Oncology Group によって分類される。0:無症状,1:軽度の症状があり,2:日中の50%以上は起居,3:日中の50%以上は就床,4:終日就床
††レジメンの異なる先行化学療法におけるFNの既往歴
G-CSF 二次予防的投与
◈ 2 回目以降の化学療法開始前の評価

*化学療法の減量・スケジュール変更が行なわれたうえで,G-CSF の適応に関する推奨グレード
詳細は,「2.発熱性好中球減少症の定義とリスク」「4.二次予防的投与」を参照。
GーCSF 治療的投与
◈ 無熱性好中球減少症*1

*1 無熱性好中球減少症とは,腋窩体温37.5℃未満で好中球絶対数(ANC)500/μL 未満,またはANC 1,000/μL 未満で48 時間以内に500/μL 未満を予測できる状態
◈ 発熱性好中球減少症(FN)*2 発症時

*2 FN とは,腋窩体温37.5℃以上で好中球絶対数(ANC)500/μL 未満またはANC 1,000/μL 未満で48 時間以内に500/μL 未満を予測できる状態
*3 病態重篤化のリスク要因:敗血症,65 歳以上,重篤な好中球減少症(好中球絶対数<100/μL),肺炎,侵襲性真菌感染症,臨床的に明らかな感染症,入院中のFNの既往。リスクの評価は医学的合併症が低リスクのFNのがん患者を同定するためのMASCC リスクインデックススコアで21 点以上(低リスク)を確認してもよい。
詳細は,「2.発熱性好中球減少症の定義とリスク」「5.治療的投与」を参照。
明確なエビデンスはないが,わが国では化学療法により好中球数1,000/μL 未満で発熱(原則として38℃以上)あるいは好中球数500/μL 未満が観察された時,G-CSF を治療目的として保険診療で使用可能である。
さらに,化学療法により好中球数1,000/μL 未満で発熱(原則として38℃以上)あるいは好中球数500/μL 未満が観察され,引き続き同一の化学療法を施行する症例に対しては,次回以降の化学療法施行時には好中球数1,000/μL 未満が観察された時点から,G-CSF の投与が認められている。